ミスについて調べる

 

昨日のミスをキッカケに、仕事のミスがなくなる方法について調べ始めました。

 

まず、宇都出雅巳さん著書の

『仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方』

この本で参考になりそうなことをピックアップしてみました。

 

 

憶に関わるミス、メモリミスについて

 

「ワーキングメモリ(何かの目的のために一時的に貯蔵される領域=脳のメモ帳)」は最近の研究だと4±1のことしか覚えてられないほど容量が小さいため

記憶のミスを無くす第一歩は、「今はしっかり覚えていても、いつの間にか忘れてしまう」という特性を認識すること。

「ワーキングメモリへの負荷を減らす」ことは、メモリミスを減らすための大きなポイント。

忘れないではなく、忘れるを前提にどうやったらカバーできるかが鍵。とのこと

 

◎対策

•もっとも原始的で、わかりやすい記憶補助ツールである【メモ】を活用する。

メモを書き残せば即座にワーキングメモリを解放でき、仕事の精度やスピードが上がる。

 

•記憶術の王道【場所法】を活用してみる。具体的には、

①.記憶したい項目の「置く場所」を決める

②.記憶したい項目をイメージに変換する

③.①で決めた場所に②で変換したイメージを置く

記憶力を競う競技の参加者が実際に使うテクニックみたいです。

 

 

注意に関わるミス、アテンションミスについて

 

人は気になること、集中できなかったり、不安、心配、後悔していることが頭にあるとアテンションでワーキングメモリが圧迫される。

人は注意力が散漫になりやすいため、注意という貴重な資源をきちんとマネジメントする必要がある。

 

◎対策

•極端に狭く見ようとあまり頑張らないこと。

真面目な人やなまじ知識がある人ほど、先入観や思い込みに囚われやすく、視野が狭くなり、視野の外のものに注意が向かずミスを犯しやすくなる。

「頑張らない」とは俯瞰すること、今まで以上に広い視野で物事を見ようということ。

仕事の経験を積んで、ルーティン業務が増えれば、他の重要な仕事に割くアテンションが増える。

 

•話す、書き出すのアウトプットをすること。

 

•見直す癖をつける。具体的には、チェック作業が最たるもの。

誤字脱字→読み返し

誤入力→元の資料との突き合わせ

 

TO DOリストを作る。

「何をすべきか思い出す」ワーキングメモリの節約

「進捗状況の可視化」注意の無駄遣いを減らすことができる。

 

•「すぐやる」ことで覚えておく必要がなくなり、ワーキングメモリが解放され、フルに活用できるようになる。

人は中途半端な状態のものほど意識に残ると言われている(ザイガルニック効果)ため、未完了事項はできるだけ無くすことが大事。

 

•複数のタスクを同時進行で作業するマルチタスクからシングルタスクに切り替える際、

一つのことに集中する究極の形「ゾーン」や「フロー」に入ると一切の雑念が消え、潜在能力を引き出しやすくなる。

ゾーンに入る6つの方法

①ルーチンを決める→「この動作をすれば集中する」と脳に覚えさせる事前動作を設定しておくことで注意が散漫になるのを防ぐ

②集中しやすい環境を整える→時間、場所、適度な静けさ、情報の遮断

③やる意義を明確にする→その仕事に対する「問い」を持つ。問いは人の注意を一点に集中させることが出来る

④やることを明確にする→仕事を細かく分解し、具体的にしていく(チャンクダウン)

⑤タスクの難易度を調整する→達成できるかどうかギリギリのラインに設定

⑥似たタスクをまとめる(これができるとゾーンに入った状態を維持しながらマルチタスクを行える)

 

という、学生の時のレポートみたいにまとめてみました。懐かしい。

 

覚えていたつもり、見ていたつもり、になっていたことを反省して

明日から試してみて、成果が出たら報告の記事をあげられたらと思います。

 

こちらの本には他に、意思疎通のミス【コミュニケーションミス】と

判断ミス【ジャッジメントミス】についても書かれているので

また別の機会でお世話になるかもです。

 

よし、明日も仕事頑張ろ。さてさて