マラソン観れるかな?

東京オリンピックのマラソンを札幌で開催、

早朝開始の案を公表するというニュースが流れ、賛否飛び交っているみたいですが

札幌で開催でも朝早くても、マラソン観戦に行きたいと思ってます。

 

自分はちょうど3年前、初めてフルマラソンに参加しました。

体力に自信がなかったので早く筋力をつけるべく

決めてから、毎日5キロ、10キロを走って

20キロ走れるように調整していきました。が、

ある時から3キロぐらい走ると膝が痛みだし

走れなくなりました。

 

急激に、過度に練習し過ぎておこる

「ケガ」をしたみたいでした。まさか自分がなるとは。

すぐにサポーターを着けてみたり、膝の負担を和らげるために

鍼を打ったり、電気マッサージしたり、しっかりアイシングしたり。

十分なストレッチをして練習再開。

 

劇的に変わることはなかったですが

それでもまた徐々に距離をのばしていけるようになっていき

大会本番が近づいてきたある日のこと。

当時スケボーで遊ぶことがあって、

Rという湾曲した面を滑ろうとしたら失敗し

まさかの転倒、膝を強打。

さらに追い討ちをかけるように、

雨降りに原付バイクで走っていたら、側溝に捕まり

また転倒、体を強打しました。ボロボロです。

 

そんな状態で本番を迎えました。

棄権はしなかったです。

テーピングでぐるぐると固定して、痛みどめを打って、鎮痛剤を飲んで

早歩きでもいいからと出ることにしました。

なぜ、そこまでして大会に参加したのか。

最初は友人に誘われ、興味本位で決めましたが

長距離を走るのは想像以上に辛くキツく。

でもこれを頑張って乗り切ったら、精神的に強くなれるかも。

自信に繋がるかも、と思ったからです。

 

そして、いざ本番走ってみると

20キロぐらいまではなんとか走れました。

そこからは練習でも走ったことの無い未知の領域。

30キロ超えたあたりからは歩いたり走ったりを繰り返したのですが

残り10キロが物凄く長く辛かったのを覚えています。

何かで見た「マラソンの30キロの壁」は本当にありました。

気持ちが切れ出しかけてた中、繋ぎ止めてくれたのは

見知らぬ人の声援でした。

あの時の「頑張れ」は相当心に響き、励みになります。

こんな素人のために声援を送ってくれることへの感謝の気持ちと

声援に応えたいという気持ちが生まれ、奮い立たせてくれるんだと

応援のパワーを体感しました。

 

結果、5時間半かけて無事にゴールすることができました。

終わってみたら先を走っていた友人を追い抜き、目標だった5時間は切れませんでしたが歩いてでもゴールすることができ、達成感で満ち満ちていたことを覚えています。

あと終わった後、膝の激痛で翌日動けなかったのも覚えています。

 

病院に行って検査したら「半月板損傷」と診断されてしまい、

今でも痛みが来そうになるので、長くは走れなくなりましたが

あの時、一度でもマラソンに参加して、完走できて本当に良かったと思います。

そして、マラソンに対する見方が変わった今、最高峰の選手が走る姿を

この目に焼き付け、応援しに行きたいと思っています。